ここは何処だろう………? もしかして、ヒノエさんの結界が壊れて、俺、死んじゃったのか? なんて思う思考とは裏腹に勝手に動く。 銀で作られたフレームの鏡を覗き込む顔は、俺ではなく、あの伊佐木という男の顔だった。 『シウバ、行きましょう。』 『ああ。』 シウバ、というのは伊佐木の名前であろうか。鈴の鳴るような綺麗な声に呼ばれた伊佐木は嬉しそうにそちらを向いた。 幸せに包まれたこの世界。じゃあ、伊佐木は何故罪を犯したんだよ?