【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

けれど、ヒノエさんはそんな俺のことなんか無視。



俺の寝巻のTシャツの首元をぐっと伸ばし鎖骨をさらけ出させた。



「な、な、な、な、な!?」



ヒノエさんは躊躇うことなく、俺の鎖骨の真ん中に唇を寄せ、キスマーク…等ではなく、人間らしくない長く鋭い牙で歯型をつけた。



「いったあああああい!」



「うるっさいわね!男なら我慢しなさい!楓ちゃんに結界を張ったのよ!だから、これで一時的にだけど、魔界の罪人に命は奪えない。」



ヒノエさんは俺に噛み付いたところをバシっと叩く。



すると、歯型の八重歯の跡がライトグリーン色に光った。