その日の夜、夢を見た。 普通の公立中学の学ランを来た俺を、何故か客観的に見ている俺。 でかい家に住んでいることと、勉強が出来ること、走り幅跳びの記録だけは誰にも負けないこと以外、特別なところのない中学生だった俺。 その俺が、珍しく父親のビジネスのためのパーティーに参加させられ、大人に挨拶している。 その中に、青白い肌の、細長い男がいる。 男は不気味に笑い、そして『伊佐木』と名乗った。 その夢は、そこで途切れた……。