【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

『ふっ…ふはは!これが、これが俺が求めていたものだ!』



キズキの心は、身体は…もう、彼のものではなかった。



キズキの愛する対象であった存在は、魔剣のせいで憎しみの対象に変わった。



『あいつらを、消さなきゃ。俺の力を見せ付けるんだ!』



歪んだ想い。俺は見ていられなくて目を反らす。



だけど、ヒノエさんは、目を反らすことなく、まっすぐ見ていた。



愛する者の罪を受け入れるために、決して目線を変えなかった。