【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜




目を開くと、そこには絶望が広がっていた。



まるで、キズキのあの冷たい笑顔を思わせるような、紫色と暗黒の世界。



キズキの記憶のパネルは、憎しみという感情で支配されていた。



中に入らずパネルを眺めていると、向こう側は、何やら温かそうで



俺はこの空間が嫌で、逃げるようにパネルに触れた。



すると、憎しみの感触がヌルリと俺を襲い、そのあとを温かみが包む。



変だ。やっぱり、今までとは違う。決定的に、違う。