【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

「捕捉した!」



その俺の叫び声を合図に、ヒノエさんは金色の瞳を更にぎらつかせ、キズキに向かって走った。



そして俺は、意識を紫色の世界へ飛ばす。



このキズキの憎しみを、今までのものとは少し違う、なんだか異質なものと思いながら。



キズキの憎しみは、何か…。



俺の思考は憎しみの渦に呑まれるように、記憶のパネルへ。



最後の戦いも、愛と憎しみが並行した、世界なのだろうか。




キズキの愛は、憎しみに呑まれてしまっているのだろうか……。