【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

「危ない!」



俺は危険を察知し、その子の元へ走る。


そして、キズキの出した黒い何かから庇うようにその子を抱きしめ、勢い良く地面に倒れ込む。



俺は閻魔大王ジルさんの力の結晶のおかげで、無傷で済む。



「早く逃げて!」



「は…はい!」



俺は女性を逃がし、キズキの方を向く。



「村瀬楓。馬鹿だね。せっかく姉さんが君を守ろうと手放したのに。」



「楓ちゃん!なんでこんなとこにいんのよ!?」



キズキからは、今までの者達とは比にならないくらいの憎しみを感じた。