【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

でも、酔っ払いでもヒノエさん。



痛いぐらい強い力に抗うのは無駄と判断した俺は、ヒノエさんが寝るまでこのままでいることに決めた。



「ねえ、楓ちゃん。」



「はい?何ですか?」



俺の腰をギュッと抱きしめたままのヒノエさんが、熱い吐息で俺を呼ぶ。



「楓ちゃんってば、こんなにおっきな背中なんだね。知らなかったわ。」



「そりゃ、俺も男ですから。手だってほら、ヒノエさんよりおっきいんですよ?」



俺は腰に回っているヒノエさんの手の上に、自分の手を重ねる。



…っておい俺。何気にこれ、墓穴掘ってね?これ、更に我慢するの辛くなってきた。