【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

『人間には寿命がある。しかし、3割の者が何等かの理由でそれより生きることがある。人間界の時間でいう2年以上生きた者を対象に狩っているんだ。』



『そうなんだ。じゃあクロエは魔界から私を狩りに来た死神さん?』



優しくくすくす笑うアリアに、クロエもやんわりと笑う。



『違うよ。俺は残念ながら悪魔の方だよ。』



『残念じゃないわ。でも、やっぱり残念かも。クロエになら殺されてもいいかもしれない。』



そんなことを言うアリアは、少し寂しそうだ。



『私ね…特別な力があるの。でも、その力は私の命を蝕むの。』



アリアは草原に手を翳す。するとそこには咲くはずもない花が咲いた。