【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

その空間で、楽しそうに浮かぶピエロの格好をした奴が一人いた。



「……ちっ。」



ヒノエさんは面倒になったと言わんばかりに舌打ちをする。



「ようこそ僕の世界へ。そして、ここでサヨナラしてもらうよ。」



見た目は小柄。人間でいう12歳くらいの姿をしている。



「あいつ、あれでも何百年も生きている強大な悪魔よ。惑わされないで。」



ヒノエさんは既に戦闘体勢だ。



俺も、奴の内側から弱点を探るために神経を集中させた。