【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

しかし、いくら探しても、キズキは見つからない。



もしかしたら落ち着いて帰っているかもしれないと、ヒノエさんは家へ帰った。



が、しかし、ヒノエさんは自分の家に入ることが出来ず立ち止まる。



『何この臭い…!?』



ヒノエさんはヒュッと息を呑み、体を強張らせる。



家から20メートル、狼女のヒノエさんはそこから血生臭さを感じていた。



固まっていたヒノエさんだったけど、嫌な予感がして、急いで家まで走った。