【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

せっかくの高級フレンチだったのに味わえないまま帰宅。


「はあー。無駄な時間使ったわ。シャワー浴びてビール飲も。」



ヒノエさんはそう言い放つと、俺の目の前だというのに服を脱ぎ始めた。



「何ぼーっとしてんのよ!早く部屋に引っ込みなさいよ。」



「…あ、は、はいはい。」



自分が勝手に脱ぎ始めたってのに相変わらず自分勝手だ。



俺はヒノエさんの言う通り、自室に引っ込み、この後のことを考えた。



俺が行動する時間は、ヒノエさんが絶対起きない時間帯。