【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

「みーつけた。ハンターと、それを助けるムカつく人間。」



子供なだけに高いその声の奴は、びゅんと飛び、こちらにやって来た。



世界がセピア色に歪む。



「私達以外の時間を止めたのね。小さい身体に寄生してても力は死神だわ。ユメト・メグ。」



「力を見ただけで我を見破るとは、流石だ!キズナ・レオ・ヴェルの娘だ、獣族の女王よ!」



奴…死神ユメトが喋るだけで憎しみが降って来る。



俺はこの憎しみに呑まれないように地べたに足の裏をへばり付けて二人の様子を窺っていた。