【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

俺はヒノエさんの攻撃からなんとか逃げ、再び歩き出す。



しばらくして、ヒノエさんは急に立ち止まる。



俺もヒノエさんの背中にぶつかり立ち止まり、ヒノエさんの顔を覗き込む。



「ここ。もう進みたくないくらいくらい憎しみが充満してる。」



ヒノエさんはその嫌悪感を狼化でごまかそうとしているようだ。



この辺は病のせいで人が減っているのだが、流石にこんなところで狼化して誰かに見られたらまずい。



しかし、ヒノエさんはそんなことを考える余裕もなさそうな感じである。