【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜




しかし、人手不足は翌日も、翌々日も治まるどころか、酷くなって行く。



この謎の流行り病は全国的なものではなく、東京の、しかもこの辺だけのことなのだ。



この辺一帯のビルを使うビジネスマン達もやられているらしく、うちの会社は被害が大きく、今日は休みだ。



俺とヒノエさんは朝からテーブルを挟んで深刻な顔で話していた。



ヒノエさんの手には獣族の村で購入した魔獣兎の干肉をむしゃむしゃ食べながら、こめかみをトントンと人差し指で叩いている。