【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

中には大きな椅子があり、そこには人間界でいうハリウッドスターのような外国人顔の男がどっかりと座っている。



その横には青年二人と小さな男の子が座っている。



彼の圧倒的なオーラに、俺の身体は勝手にひざまずく。



こうしていないと、俺はこの人の重圧に内臓ごと持って行かれそうだ。



「うム。人間にはちと、私のオーラはきついみたいだな。」



初めて聞いた魔王の声はそんな軽い言葉で、俺の足元には眼鏡のようなものが飛んできた。



「それをつけなさい。立ち上がれるようになるから。」



その声が聞こえた瞬間、俺の身体は意思とは関係なく眼鏡に手が伸びた。