【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

その戦いが続く中で、俺には名雪さんの記憶がどんどん流れて来た。



売られては犯され、虐められ、来た時の少しの希望は打ち砕かれるの繰り返し。



来る日も、来る日も…。



いつか、自分を大切にしてくれる人が現れるまで、ずっと。



しかし、現実はそうじゃない。



彼女は自分の主を殺した。元々、魔力の強い名雪さんは、既にその力を、憎しみで最大限に強め、使いこなしていたんだ。



そして、いつしか自分のことしか信じられなくなって、この世界から出たくなった。