【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

その時、俺の胸元がギンと光った。



「ぐっ…!何なの!?」



「私が楓ちゃんに仕掛けておいたのよ。」



ああ…なんでこの人は、こんなに素敵なタイミングでやって来るんだろう。



「ヒノエ…ロア・ヴェル!」



「サノ・ナユキ。貴方は毒グモと天界の天使との間に生まれた希少価値の高い種族。だけど、魔界のAランクの死神を殺害した罪で、閻魔大王のところに送らなければならない。」



迷うことなく言い放つヒノエさんは凛としていて、瞳の色が、黒からみるみるうちに金色に変わった。