【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

そして、ヒノエさんの言葉は早いうちに現実のものとなる。



パーティーから数日。俺は、企画書をクライアントに提出すべく、外出していた。



こういうことは下っ端の仕事なんだよ。まあ、次期社長だからって甘やかさないという家庭の方針だし、しょうがない。



っていうか、俺、継ぐつもりあんまないんだけど。器じゃないし。



なんて、ぼんやり考えていると、本社ビル近くのカフェで、専務の奥さんが一人で座っていた。



目が合って、会釈される。こうなってしまうと、素通り出来ないのが人間の性である。