【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜

昨日のパーティーで野菜にハマったらしいヒノエさんのリクエストで、ロールキャベツにすることにした。



って言っても、ヒノエさんのは生肉巻き的なあれなんだけどね。



最近、ヒノエさんの味覚を完全に熟知している気がする。



味付けとか、固さとか、まあ色々と。リアルに下僕じゃん俺。



「うん!美味っ!楓ちゃん、料理の腕上げたわねー。」



「生肉専門ですけどね。」



答えながら出来上がった俺専用のロールキャベツを食べる。美味い。我ながら最高だ。



自分の料理をはふはふ食べていると、ふと、視線を感じる。言うまでもなくヒノエさんだ。



「楓ちゃん…多分、あの女、必ず貴方と接触してくると思う。気をつけてね。」



ヒノエさんの言葉が妙に重たくて、俺は背筋をピリっと震わせた。