ハフピスライン

「確かにあの魔石の鉱山なら人間どもに価値はある。昔ブッ倒した狼が逃げ込んだはずだけどな。今じゃもう死んでると思ったがな」
「魔物は確かにいる。それよりもあれほどの魔力を相手にするとなると無事ではないだろう」
「魔王様の言う通り、魔石の鉱山には一匹の魔物が住みついていました。多少の傷はありましたが会話もできました。ただ、現れたものに対しての情報を言わないので、殺さない程度に拷問しましたがそれでも吐きませんでした。魔王様が目撃者は殺すなと言うので殺さないようにしました」

「目撃者であることは間違いないようだな。それではそれは後でどうとでもなる。侵入者が生きている以上、そしてあの魔石の鉱山に行ったということはいくつかの魔石が採掘されたということか」
「残念ながらそうゆうことになります」

本来なら侵入者がいようとも何事もなく殺されるか、それとも逃げかえれば特に問題はない。

ただし今回の場合、鉱山の魔物に勝利していつくもの魔石を採られたのが問題。