「良かったじゃん、おめでとー!」
次の日。
学校に着いてすぐに報告すると、美羽ちゃんは喜んであたしの肩をぽんっと
叩いた。
「本当に、一時はどうなるかと思ったけどね」
「でも解決出来たじゃん!それに結婚も決まったみたいだし」
「うん、でもこれから色々大変だと思うけど..」
そう、あたしはあの時初めて聞いたのだけれども。
お兄ちゃんって、美弥さんよりも一つ年下だったんだ。
まぁそれが結婚に支障はないとは思うけど。
「美弥さんのご両親は結構堅めな人らしくて」
「ありゃりゃ。それはまた何か起こりそうね~」
「..期待しないでよ?」
「分かってますって」
本当に分かってるのかしら?
「あ、今疑ってるでしょ?」
「べ、別に!?」
「もしかしてさ。今回解決したのってあの人のおかげ?」