現代版 光源氏物語!

普通の女性なら泣いて喜ぶかもしれない。

玉の輿で、しかも白無垢とウエディングドレスの両方を着れるのだから。

でもわたしは切れそうだった。

「…社長、本当に結婚するんですか?」

出会って半年も経っていないのに電撃結婚なんて…春には予想もしていなかった。

「当たり前だろう。ジーさんも喜んで来ているんだぞ」

元課長は仲人として招待している。…おのれタヌキジジイめ。

さすがは社長の父親の親友、喰えない人だ。

「今日から源氏ゆかりだな」

「悪夢です…」

「いい加減、慣れろって」

「諦めろ、ではなく?」

あくまでも不機嫌に言い返すわたしを、旦那様はおもしろうそうにニヤニヤして見ている。