偽りの仮面 真実の愛



椅子に腰を降ろした王子はゆっくりと足を組むと、明らかに不機嫌そうに肘掛によりかかった。



そして、その形のいい唇がゆっくりと開かれる。



「俺は…妃などには興味はない。今宵の宴は王が勝手に催したもの……。

まぁ――…、せいぜい俺を楽しませてくれ」



そう言って、口元を妖しく歪めて……王子は笑った。