―――――― 村の店先は、夕飯の買い物をする女たちと威勢のいい店の主人の声で賑わっていた。 リネットもまた、買い物をするその集団に混じって品物を選んでいる。 「やあ、リネット。今日は何がほしいんだ?」 そう話しかけてきたのは野菜を売る店の主人、ダニー。 よくこの店で買い物をするリネットは、ダニーとは顔見知りだった。 「ええと…、何でもいいから新鮮な野菜をいただけますか?」 「はいよ!!」 景気よくそう返事をすると、ダニーはリネットのカゴにぽんぽんと野菜を放り込んでいく。