村の外れのお城って――。 リネットは思想を巡らせる。 「村からもうちょっと行ったところにお城があるんだ。草とかに囲まれてて不気味な感じの」 水を飲んで落ち着いたマトは、リネットの方に向きなおすとリネットの服をぐっと掴んだ。 「お姉ちゃんは聞いたことない?」 確か、ずっと昔に城があるといった話は聞いたことがあるような気がした。 しかし、目の見えないリネットは城と言われてもいまいちピンとこないでいる。 「そのお城に、化け物が住んでるんだって!!」