「ルウコ、お前変な事教えるなよ」


ボクはツナミをヒョイと抱えて、ツナミが座っていたイスに座った。

ツナミはボクの膝の上ってより半分はルウコのベッドに寝転がっている。


「ねー、父ちゃん。ツナミ、今日ここに泊まる」


「でも、ツナミ。ママはちょっと疲れてるから今日はお父さんと家に帰ろう」


ボクがそう言うと、


「ツナミ、ママと一緒に寝ようか」


とルウコが笑顔で言った。ツナミは「やったー!」と喜んでいる。


「ルウコ、でも・・・」


ボクが言いかけるとルウコはニッコリ笑った。


「ソウちゃん、わかってるの。時間ないんでしょ?だから少しでもツナミといさせて?」


ボクは何も言えなかった。