自分の声が、まるでひそひそ話そうと努力してるみたいに頼りなく聞こえた。ほんとはふつうに話してるつもり。そうしたい、ほんとは。
「さえこちゃん、どうしたの?」
「逃げた。なんかきっと、思うとこでもあったんだろうけど」
「思うとこって……」
「……うん、まぁ。きっとやなんだと思うな、この部屋が
しみじみとよーちゃんは言ったけど、私ほど嫌そうじゃなかった。こんな風に考えるのって、私って変? だけど――
――レコード――
「さえこちゃん、どうしたの?」
「逃げた。なんかきっと、思うとこでもあったんだろうけど」
「思うとこって……」
「……うん、まぁ。きっとやなんだと思うな、この部屋が
しみじみとよーちゃんは言ったけど、私ほど嫌そうじゃなかった。こんな風に考えるのって、私って変? だけど――
――レコード――

