光が当たって、きらきらと透ける髪。そればかりを見ていた私は、持ち主が立ち止まったことに気がつかないで、マトモに背中に鼻をぶつけた。
う。
「ごめんなさ」
そんなとこで言葉切ったのは、さえこちゃんがちっとも私を見てなかったから。同じく立ち止まっているよーちゃんも、右を見ている。
右――。そこにいる人達、大勢の昼食中の全員が、そろってそっちを見つめていた。
食堂の右側は前面ガラス張り。ちょうど、私たちのすぐ前に、ドアがひとつ。左に行って、階段の向こうには駐輪場が見える。
右にも一人ずつしか通れないくらいの細い階段があって、その階段を、
……人ではなく、スイカが降りてきていた。
う。
「ごめんなさ」
そんなとこで言葉切ったのは、さえこちゃんがちっとも私を見てなかったから。同じく立ち止まっているよーちゃんも、右を見ている。
右――。そこにいる人達、大勢の昼食中の全員が、そろってそっちを見つめていた。
食堂の右側は前面ガラス張り。ちょうど、私たちのすぐ前に、ドアがひとつ。左に行って、階段の向こうには駐輪場が見える。
右にも一人ずつしか通れないくらいの細い階段があって、その階段を、
……人ではなく、スイカが降りてきていた。

