「あっ、そだっ、カーテン切っちゃう? 燃えるものなければ燃えないって訓練の時消防のお兄ちゃんが言ってたじゃん」
「言ってた。はさみ、どこの引き出しだった? あれ? これ何? ボビン?」
「それケースだよ。ボビンケース。こっちだよ、こっち。確かこの辺にー、確か新しいの入ってたと思う」
「あ、あったあったおっきいの。ここだったここ」
「ありゃ、私大嘘つきだった、今。そこかぁ」
「じゃじゃーんっ。消火器とうじょーうっ」
「バカやめなさいって。水でこんなに消えてるんだから、必要ないーっ、そんなのっ」
「うっわー。きよに殺されるーっ」
この騒ぎの間、私はただぽかんと突っ立って見ていた。だって、手が出せるわけもない。
「言ってた。はさみ、どこの引き出しだった? あれ? これ何? ボビン?」
「それケースだよ。ボビンケース。こっちだよ、こっち。確かこの辺にー、確か新しいの入ってたと思う」
「あ、あったあったおっきいの。ここだったここ」
「ありゃ、私大嘘つきだった、今。そこかぁ」
「じゃじゃーんっ。消火器とうじょーうっ」
「バカやめなさいって。水でこんなに消えてるんだから、必要ないーっ、そんなのっ」
「うっわー。きよに殺されるーっ」
この騒ぎの間、私はただぽかんと突っ立って見ていた。だって、手が出せるわけもない。

