【陽菜】



現在、あたしには彼氏がいます。



大学時代、元カレと別れて半年以来の彼氏。



初めての年下彼氏…。



ベッドに座るあたしにひざ枕中。



あたしの部屋にあった小説を読んでる。



茶色い髪がいつもキレイで、頭もいいし、顔がその辺の美人モデルよりもキレイ。



今ウトウトしてる…。



「眠いの?」

「ん~…。陽菜柔らかい…」



珍しく甘えたさん…。



カワイイなぁ…。



高校生とは思えないくらいキスがうまくて、いつも溶けそうになる。



完璧にハマっちゃってる…。



「宮君、電話鳴ってるよ?」

「ん~…。取って?」

「はい」

「ミカ…」



女のコからのメールとか電話は日常茶飯事。



慣れたけど複雑な気分…。



「はい…。あ?今女といるからムリ。ってかムリ。うるせぇ…。じゃあな」



わぁ~…。



性格悪い…。



「遊ぼうって?」

「ん…。でも陽菜優先…」

「宮君っ!!感動だよっ!!」

「ウザイな…」



しばらくするとスースー寝始めた。