年下の王様

【斗和】



いちばん怖かったのは陽菜との関係がバレて、俺達がめちゃくちゃになること…。



それが今起ころうとしてる。



俺はどうしたらいい?



陽菜はひたすら否定し続けるって言ってた。



『人違い』『勘違い』で済む話しじゃないってこともわかってるんだけど…。



だけどなぁ~…。



陽菜と別れたくない…。



あんな思いはもうたくさん…。



絶対別れたくないのに…。



どうしたらいいのかわからない状況…。



手詰まり。



「父ちゃん…」

「亘先生のことか?」

「父ちゃんならどうする?」

「さぁな。それはお前達が答えを出さなきゃ意味なんてないから」



そんなのわかってんだ。



俺が教師で、陽菜が生徒だったらどうにかできたかもしれない。



だけど俺はまだガキで…。



それに親が理事長だなんて最悪…。



迷惑しかかけねぇ…。



「ごめん、父ちゃん…」

「俺にも責任はあるんだ。気にすんな」



本当にごめん…。