でも、そんな場所はありはしない。 そう簡単には、このオモチャを逃がす気はあたしにはない。 「ほら、もうここに用はないでしょ?さっさと授業に戻りなさい?」 そう言って去ろうとしたあたしの腕を、ヤツが掴む。 「待ってセンセー、俺、いい場所見つけちゃった」