Romance Cutter ―初恋の傷請け負い人 Snow Again―

「今度こそぜーったいケイ君を振り向かせてやるわ。為せば成る、為さねば成らぬ何事も!」
「…まあ、難しいんじゃない?」
「あんたは、親友の恋愛を応援しようって気は無いの?」
「だって…そもそも彼、今どこにいるの?」
「だから、こうやって、町の住所録で地道に調べてるんじゃない!夕霧なんて名字、滅多にないだろうし…」
「それにしては、範囲が狭すぎて、それじゃあ無理ね。」
「でも、他に方法が…あっ、そうだ!」
未恋は今、例によって華子の家に来ていた。そして勝手に華子の部屋を占領して、「夕霧ケイ捜索本部」にしてしまっていた。そしてその「本部長」は、「本部」の中にある、一つのアイテムを見つけて言った。
「これ、ちょっと使わせて!」
…それは、華子の机の横に置かれた、デスクトップパソコンだった。
「インターネット、使える…よね?」
「ええ、でもそれが何の役に…ってまさかあんた!」
華子は叫んだ。未恋は、そんな華子に対して言った。
「キーワード検索、『夕霧』。」