Romance Cutter ―初恋の傷請け負い人 Snow Again―

「…仕方が無いじゃない、それが男の子なんだから。」
「もう、華子ったらあ!」
「あっ、そうそう、その表情!いいねいいねぇ~っ。怒った顔も可愛いよ、未恋ちゃん。今度はこのアングルから撮ってあげるよ…」
「いい加減にしないと…」
「あっ、ご、ごめんごめん!ちょっと調子に乗りすぎたわ。…えっと、あっ、も、もうこんな時間!いっけなぁ~い!じゃ、じゃあ、そう言うことで…」
華子はそう言って、未恋の元から逃げ出す様に離れていった。
「ちょ、ちょっと!私の眼鏡!」



「はあ、はあ。…あ~ん、もう!一体あの子どこにいったのよ!目がよく見えないから、とてもじゃないけれど、これ以上の捜索は無理そう。はあ、疲れた…」
そう言って未恋は、辺りがよく見えないながらも、何とかベンチを見つけ、そこに腰掛けた。