「…私は、神様でも何でもない!それにもう、あなた達の心の傷を請け負う能力は残ってない!
…感情を覚える度、私の本来持っていた催眠能力が、次第に衰えていった。自分の手首を切りつける加減も利かなくなっていった。
もし、今の私がロマンス・カットが行えるとすれば、恐らく、後一回が、限度。それを行えば私はきっと…」


その最後の一人を、誰にしようか迷ったあげく、もっとも適任者と思われるその人の為にする事に決めた。
そしてほのかは、急に忙しくパソコンを打ち出した。


-このサイトをご利用の皆様へ-

誠に勝手ながら、本日から三日後をもって、当サイトを閉鎖させていただきます。
私も、心に初恋の傷を持つ、ごく普通の女子中学生です。
能力も衰え、今の私に残されたロマンス・カットの力は、後一回きりです。
どうか、この最後のロマンス・カットだけは、私、ほのか自身の為に使わせて下さい。お願いします。
では、みなさんさようなら。