「嘘だっ!!知りたいでしょ!? ほら、見てよ!」 チケットを私の目の前でピラピラさせている 「だから知りたくも見たくもないって!」 キッチンから出てソファーに座った 「ねぇーっ!? 奈々佳ちゃん見てよ!?」 追い掛けて来てチケットを見せようと必死。 もぉ〜何なの!? 「はいはい! 見ればいいんでしょ!?」 チケットを手に取り見てみると 「…えっ?」 チケットには誰もが知っている高級旅館の名前が書いてあった 「コレ…どうしたの?」