──────────── ──────── しばらく眠っていると ふと誰かに抱き締められる感覚がした それと同時にポチの匂い…。 ポチ? 朦朧とする意識の中目を開けると 「大丈夫?」 目の前に優しく微笑むポチがいた 「ポチ…?」 夢じゃない……本物のポチだ… 「何で昨日一晩中外にいたの?」 「か、鍵なくして……」 ポチにやっと会えて嬉しくて涙が溢れた 「無くしたんじゃなくて麻生って奴に鞄取られたからだろ?」 「どうして知ってるの?」 「保健の先生に言われて鞄取り返して来たから」