アイツが静かになったところで ─ブーブー 携帯が鳴った 携帯を開いてメールを確認して思わず顔がほころぶ 「奈々佳ちゃん…何で携帯見て笑ってるの?」 「あんたには関係ないでしょ」 椅子から立ち上がって教室を出た 「授業始まっちゃうよ!?」 「サボる」 「じゃあ俺も♪」 はっ? 「ついてきたら即別れる!」 「え〜…」 「先生に保健室に行ったって言っといて」