企画部にいる俺も、高村や磯野も先代のことはまるで知らなくて、松岡も社長まで上り詰めてから、社員に仕事を丸投げしていた。
俺たちが前線部隊で、松岡は後方から指示を飛ばすだけだ。
俺は高村や磯野と競い合いながら、互いに全然別の企画書を作っていた。
里夏は秘書課にいるので、俺たちのように仕事が立て込んでいるわけじゃない。
それに俺たちや、営業部にいる人間が主軸で会社が回っているのは間違いないのだ。
その日、企画部にいる俺たち三人は近くの定食屋へと向かった。
夏場で、とても蒸し暑い。
俺は淡々とキーを打ち続ける作業に、正直なところ疲れていた。
腱鞘炎は治らない。
それもそうだろう。
普段から使いすぎているのだから……。
休める間もないわけだし……。
俺たちが前線部隊で、松岡は後方から指示を飛ばすだけだ。
俺は高村や磯野と競い合いながら、互いに全然別の企画書を作っていた。
里夏は秘書課にいるので、俺たちのように仕事が立て込んでいるわけじゃない。
それに俺たちや、営業部にいる人間が主軸で会社が回っているのは間違いないのだ。
その日、企画部にいる俺たち三人は近くの定食屋へと向かった。
夏場で、とても蒸し暑い。
俺は淡々とキーを打ち続ける作業に、正直なところ疲れていた。
腱鞘炎は治らない。
それもそうだろう。
普段から使いすぎているのだから……。
休める間もないわけだし……。


