桜青春記

さて、気を取り直して入学式
まぁ、長ったらしい校長のヤローの話も終わり
そろそろ式も終わりに近づいてきた
校長の話で睡魔に襲われていた人達の目も開いてくる

『最後に、本校生徒会長の挨拶です』

たぶん理科の先生(天辺ハゲの白衣を着たおっさん)が
マイクに向かって言葉を発する
それと同時に、制服を着た人物が舞台に上がった

「―――…ぁ」

思わず声をだしそうになり
急いで手で口を塞いだ

――…あの人だ…
   生徒会長だったんだ…

どきんとそれはそれは乙女のように
愛深の胸がはねた
彼がなんと言っているか、そんなことは一切耳に入らず
ただただ前にいる彼を見つめていた

相対性理論とは人が間違ってよく言ったものだ
愛深が彼を見てどきどきしている内に
あっという間に時間が過ぎてしまった