Faylay~しあわせの魔法

しばらく水晶玉に手を翳し、ゆらゆらと動かしていたハルカは、ハッとしたようにフェイレイを見た。

「あれ……あの、間違っていたらすみません。フェイレイさん……お誕生日ではないですか?」

「え?」

ヴァンガードとタウは驚いてフェイレイを見る。

「え?」

フェイレイも首を傾げた後、ヴァンガードたちを振り返った。

「今日何日?」

「5月27日です」

淀みなくヴァンガードが答えた。

「……誕生日です」

フェイレイは驚き、ハルカを見た。

「ああ、やっぱりそうなんですね。フェイレイさんの星が動いていたので……」

「ええー、凄いハルカさん! 誕生日まで分かるの!?」

「いえ、すべて分かるというわけではないんですけれど、ただ、フェイレイさんの星はとても強いので……」

「えー、そうなの? でも凄いー! 凄いなー!」

フェイレイは目を輝かせてヴァンガードとタウを振り返る。2人も感心したように頷いた。

「そうかー。俺、18になったのかー……」

いつも誕生日にはリディルがケーキを焼いてくれていた。そのことを思い出して、少し切なくなった。

しかしハルカとナミは驚きの表情だ。

「なんじゃお前さん、18か! 成人か! ワシはてっきり、15くらいかと……」

「す、すみません、私も同じくらいだと思っていました……」

「お前さん、外見も中身もコドモじゃからのう!」

はっきりそう言われ、フェイレイは少しへこんだ……。