Faylay~しあわせの魔法

「ほっほっほ! そうじゃろう、そうじゃろう! さあ、偉大なる占師を敬うが良いぞぉ~!」

「おばあちゃんったら!」

ふんぞり返るナミに、それを止めるハルカ。

懐かしい光景にフェイレイとヴァンガードの顔も綻ぶ。


それからテント内に案内され、ハルカがお茶を淹れてくれた。

ハルカはタウにお茶を差し出し、彼を顔をジッと見つめてからフェイレイを見た。

「リディルさんとローズさんは、一緒ではなかったんですね」

「ローズさんは……重要な仕事とがあるから。……その、今日はリディルのことを占って欲しくて来たんだ」

「リディルさんの?」

フェイレイはナミとハルカに事情を説明した。

話を聞くうちに2人とも心痛な面持ちになり、涙を浮かべるほど同情してくれた。

「ふーむ、そうか」

ナミはフーッと長く息を吐き出すと、ハルカを見た。

「ではハルカ、お前が占ってやりなさい」

「は、はい」

ハルカは涙を拭うと、少し緊張した顔でナミが使っていた水晶玉を取り出す。

「ハルカさんも水晶玉を?」

ヴァンガードが訊くと、ハルカは頷いた。

「はい、おばあちゃんから譲り受けて。修行中です」

「ハルカは最近メキメキ腕を上げてきよったからな。心配せんで見ておれ」

ナミの言葉にフェイレイは頷き、ジッとハルカを見守る。