頬を膨らませたり、歯を見せて威嚇してみたりする2人の少年を見ているうちに、オズウェルの顔には笑顔が浮かんでいた。
それを通信機越しに聞いていたビアンカもまた、笑みを浮かべる。
「この子にも、子供らしい一面があるのですね」
穏やかな声のビアンカに、ローズマリーも微笑む。
「まだ12歳ですものね。まあ……来年成人だというお子様もいらっしゃるようですけれど」
その言葉に、リディルは表情を柔らかくする。
それを横目で見ながら、ローズマリーは通信機のスイッチを切った。
「ところで……。あの夜は、何か進展がありましたの?」
ローズマリーの質問が自分へ向けられたものだとしばらく気付かなかったリディルは、随分間を置いてから彼女を振り返り、首を傾げた。
「ほら、おとといですわよ。2人でずっと海を眺めていたでしょう? 仲良く毛布にくるまって」
「……見てたんですか」
リディルの眉が顰められる。そんな気配はしなかったのに。
「私と船長と……海賊さんたちも何人か。ずっと見守っていましたのに……なかなか動かないのですもの。何を話していらしたの?」
楽しそうに目を輝かせるローズマリーに、リディルは軽く溜息をつく。
「別に……ご期待に沿えるような会話は何もありません」
素っ気無い言い方だが、ローズマリーの楽しそうな表情は変わらない。
それを通信機越しに聞いていたビアンカもまた、笑みを浮かべる。
「この子にも、子供らしい一面があるのですね」
穏やかな声のビアンカに、ローズマリーも微笑む。
「まだ12歳ですものね。まあ……来年成人だというお子様もいらっしゃるようですけれど」
その言葉に、リディルは表情を柔らかくする。
それを横目で見ながら、ローズマリーは通信機のスイッチを切った。
「ところで……。あの夜は、何か進展がありましたの?」
ローズマリーの質問が自分へ向けられたものだとしばらく気付かなかったリディルは、随分間を置いてから彼女を振り返り、首を傾げた。
「ほら、おとといですわよ。2人でずっと海を眺めていたでしょう? 仲良く毛布にくるまって」
「……見てたんですか」
リディルの眉が顰められる。そんな気配はしなかったのに。
「私と船長と……海賊さんたちも何人か。ずっと見守っていましたのに……なかなか動かないのですもの。何を話していらしたの?」
楽しそうに目を輝かせるローズマリーに、リディルは軽く溜息をつく。
「別に……ご期待に沿えるような会話は何もありません」
素っ気無い言い方だが、ローズマリーの楽しそうな表情は変わらない。


