「分かってる。絶対に帰ってくるから!」
「お前を今行かせるわけにはいかんのだ。……どうしても行くというのなら、この母を倒してから行くのだな」
フェイレイは目を見開く。
「そのくらいの覚悟はあるのだろう?」
「母さん……」
フェイレイはアリアを見つめた後、黒い戦艦を見上げた。
そして首にかかけた鎖に繋がるリングを握り締める。
「……約束したから」
そう呟き、剣を腰の後ろに戻した。そしてベルトごと鞘を外し、ヴァンガードに向かって放り投げた。
ヴァンガードはそれを両手で受け止めたが、そのあまりの重さに、後ろに引っくり返ってしまった。
こんなものをいつも身につけているのかと驚きながらも、彼が何をするのか、固唾を呑んで見守った。
フェイレイは身を低くし、拳を作って構えた。それを見てアリアは赤い唇の端を上げる。
「お前と手合わせするのは何年ぶりかな」
言いながらヒールのついた靴を脱ぎ捨て、タイトなスカートを太腿までビリリと破いた。そしてブライアンの差し出した赤いグローブをはめ、フェイレイと同じように構える。
それを見守るヴァンガードは、ゴクリと唾を呑み込んだ。
アリアが元拳闘士だとは聞いてはいたが、まさかその実力をこんな形で見せられることになるとは。
「手加減は無用だぞ。こちらも本気でいく」
今もその力は健在らしい、元拳闘士であり元『セルティアの英雄』は、ニヤリと笑った。
「お前を今行かせるわけにはいかんのだ。……どうしても行くというのなら、この母を倒してから行くのだな」
フェイレイは目を見開く。
「そのくらいの覚悟はあるのだろう?」
「母さん……」
フェイレイはアリアを見つめた後、黒い戦艦を見上げた。
そして首にかかけた鎖に繋がるリングを握り締める。
「……約束したから」
そう呟き、剣を腰の後ろに戻した。そしてベルトごと鞘を外し、ヴァンガードに向かって放り投げた。
ヴァンガードはそれを両手で受け止めたが、そのあまりの重さに、後ろに引っくり返ってしまった。
こんなものをいつも身につけているのかと驚きながらも、彼が何をするのか、固唾を呑んで見守った。
フェイレイは身を低くし、拳を作って構えた。それを見てアリアは赤い唇の端を上げる。
「お前と手合わせするのは何年ぶりかな」
言いながらヒールのついた靴を脱ぎ捨て、タイトなスカートを太腿までビリリと破いた。そしてブライアンの差し出した赤いグローブをはめ、フェイレイと同じように構える。
それを見守るヴァンガードは、ゴクリと唾を呑み込んだ。
アリアが元拳闘士だとは聞いてはいたが、まさかその実力をこんな形で見せられることになるとは。
「手加減は無用だぞ。こちらも本気でいく」
今もその力は健在らしい、元拳闘士であり元『セルティアの英雄』は、ニヤリと笑った。


