『…あ、景ちゃん。 おはよう。』 『…おはよ…』 数人の友達に 囲まれながら 式にむかう。 …あなたは最後まで 決して逃げなかった。 その姿勢が 大和高に 奇跡というものを もたらしてくれたんだよ。 そして私は そんなあなたが 好きだった。 高校一年生のときから 三年間近く ずっとあなたのことを 想っていた。