「お気楽な仲間―41」






火鳥は
二人きりになれたのが
少し嬉しくて、
里子と楽しい会話を
していた。









そこへ戻る二人。

承諾の○を出すと
火鳥は喜んで
里子に抱きつく。










「やったあ!!
お父さんにウチら
認められたよ!!」










「キャ」っと里子は
反応するが、
どうしたらいいか
分からず
振りほどけない。










「コラ!

このオジサンは
お父さんじゃないよ!

里子に抱きつくな~!

離・れ・な・さ・い!」









無理やり
ひっぺはがして、
キサラは里子を守った。










「グスン……
お母様はまだ
許してくれず…」









「だれがお母さんだ。

全く気楽な男だよ…」









ふざけているが、
心強い仲間である。









何たって四獣霊。

最強の助っ人だ。










そんな
ホッする場景を見て、

オジサンは
安堵の表情を浮かべた。










(やれやれ…

里子君は
何を拾ってくるかと
思ったら、
まさか四獣霊を
拾ってくるとはね…

やっぱり
この子には、
何か不思議な力が
備わっているな…)










そう思い、

しばらく
じゃれ合う三人を
見つめていた