Everlastingly Love






ジェイドの無事を祈るアリアの健気な思いに反してレイリーゼ国とキュリア国の戦いは激化していた。




数で勝るキュリア国より兵法で勝るレイリーゼ国が有利に進んではいたが厳しい戦いとなっていた。




ジェイド自ら戦場に出て更に名を上げていた。




「カイル!キュリア王の居場所は掴んだか?」

「ああ!あのオッサン戦場にも出ねぇで城から高見の見物してやがるぜ」

「やはり城か」

「ちなみに城は城でも隠し通路を通らないと絶対に入れない場所だ。まぁ絶対安全な場所に一人避難してるさ。場所も調べてあるから任せろ」

「ああ!よく調べてけたな。俺は敵将を討ち、その後キュリア国王の首を取る!骨のある者はいるか!俺に付いて来い!」




ジェイドの言葉に辺りからオォー!!と聞こえた。




ジェイドは愛馬に跨がり敵陣へ突っ込んで行くと周りの騎士達も後に続いた。