アリアが懐妊した。 待ちに待った瞬間だった。 生まれて来る子供は自分達の手で育てると約束した。 レイリーゼでは王子、王女は生まれてすぐに親元から離され教育係が育てるのが当たり前だが、アリアは子供を取り上げられると不安な様子だったから子供は自分達で育てる事にした。 もし子供がいなくなればアリアは悲しむ。これ以上、悲しい思いはさせない為にも頭の固い重臣達を黙らせる必要がある。 まぁ、頭の痛む事は後で考えて今は子供が出来た事を喜ぼう。