「ジェイド様。ありがとうございます。本当に嬉しく思います。ジェイド様に相応しい女性に必ずなります」 「アリアはそのままでいい」 「ありがとうございます」 アリアは思った。 人質のようにレイリーゼに嫁ぐ事になったけれど、この国の王妃になるという事はここが私の居場所で私の国。この国を国民を全て愛し、精一杯、努力をしましょう。 ジェイド様の事はまだ恐ろしいけれど少しずつ愛していこう――――